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■ 共産主義2021. 3.15

他を排斥し独裁体制をつくる共産主義

 共産主義は、他の考えを「殺害」するように否定し、魂や神仏、心など目に見えないものを否定し、共産主義を否定する者を厳しく罰する。

 『共産主義宣言』を打ち出したカール・マルクスは、「地球上のユートピア」を約束した。 すべての人は革命を通じて支配階級を覆すことができ、伝統的価値を放棄して、一律に「平等」を手にするというものだ。

参考記事 カール・マルクス、悪魔への道(上)(下)
 この「楽園への道のり」の名のもとに、共産主義の指導者たちは、法的支配を無効化し、市民に財産所有権を放棄させた。新しい社会秩序は、血塗られた「赤」と呼ばれる。

 アドルフ・ヒトラーによるナチス政権は、恐怖政治の代名詞であるように伝えられているが、ソ連と中国の共産主義革命による死傷者の数は、ヒトラーの大量虐殺をはるかに上回る。

 なぜなら、ヒトラーがユダヤ人を標的にしているのに対して、共産主義者は社会全体の職位を対象としており、その母数は幅広いからだ。